長房町の南浅川沿いに大小約800匹のこいのぼりが掲揚され、初夏のさわやかな風を受けて気持ちよさそうに青空を泳いでいる。
子どもたちの健やかな成長を祝い、郷土愛を育んでもらおうと、長房地域住民協議会(松葉浩充会長)が1989年から続けている「長房ふれあい端午まつり」の一環。家庭で不要になったこいのぼりを譲り受け、近隣の保育園・幼稚園児らが作る「園児のぼり」などを合わせると最大で1000匹近くにもなった。コロナ禍で2年にわたり中止していたが、昨年に規模縮小で再開。約400匹を掲揚した。
2023年のまつりは、5月4日(木・祝)と5日(金・祝)に長房市民センター前で開催。ビンゴ大会などの室内イベントは今年も行わないが、出店が復活する(午前10時から午後4時まで)。松葉会長は「地元ボランティアの高齢化が進み準備も大変だが、毎回楽しみにしてくれている人たちのためにも、できる限り続けていきたい」と話している。問い合わせは同センター【電話】042・664・4774。