平塚市は6月8日、湘南ベルマーレひらつかビーチパーク海水浴場を7月15日(土)に開設すると発表した。
ビーチパークは昨年、新型コロナウイルスの流行にともなう閉鎖を経て3年ぶりに開設。市みどり公園・水辺課によると約1万7千人の人出を記録し、2019年の約1万3千人を大きく上回った。「天候に恵まれたことやコロナ明けということもあり、来場者が増えたのでは」と同課は話している。
今年も水難事故防止の監視活動や利用者のマナーアップに向けた警備活動を行うなど、安心安全対策を施したうえで海水浴客を受け入れる。昨年と同様、海開きの式典は実施しない。
ビーチパークは今年、事故防止や監視・救助体制など、国際ライフセービング連盟が定める安全評価基準を満たした海水浴場に与えられる「JLA認定」を取得した。
県内の海水浴場では、三浦市の和田が最も早い6月30日に開設され、茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき、藤沢市の片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、鎌倉市の材木座、由比ガ浜、腰越などが7月1日に海開きを迎える。
水質「B」
海水浴シーズンに合わせ、神奈川県は県内24カ所の海水浴場で行った水質検査の結果を9日に発表した。ビーチパークは5段階中3番目の「B(可)」と判定され、昨年の「AA(適)」から水質が低下した。
調査は5月9日から18日のうち2日間、ふん便性大腸菌群数や腸管出血性大腸菌O157、油膜の有無、透明度などの項目で実施。環境省の定める判定基準に沿って、水質が良い順に「AA」「A」「B」「C」「不適」の5段階で判定した。
「AA」と判定されたのは、小田原市の江之浦や御幸の浜、湯河原町の湯河原、真鶴町の岩、葉山町の一色など計12カ所。腸管出血性大腸菌O157は全ての海水浴場で不検出で、不適もゼロだった。