窪塚亮介さんが中心となって企画
かつて横須賀に響いていたレゲエミュージックを再び盛り上げる──。大矢部出身のミュージシャンで俳優の窪塚亮介(RUEED)さんが中心となり、稲岡町の三笠公園で大型レゲエフェスを企画している。7月末で終了となった音楽噴水池をメインフロアに、「ヨコスカレゲエバッシュ2023」と題した無料ライブを9月17日㈰に実施する。上地克明市長がスローガンに掲げる〝音楽のあふれた、ワクワクする街〟を横須賀を愛するアーティストの一人として後押ししていく考えだ。
窪塚さんはRUEEDのアーティスト名義で全国のステージに立っているレゲエミュージシャン。これまで連続出演してきた「横浜レゲエ祭」が今年の開催で終わりを迎えたことに加え、自身の活動20周年の節目でもあることから、地元横須賀に目を向けた活動を思い立った。
さかのぼること約30年前、日本最大規模のレゲエライブが横須賀で開催されていた。窪塚さん自身は記録映像による追体験となるが、日本のレゲエ音音楽史に大きな爪痕を遺したという。
「横須賀に息づいたレゲエから少なからず影響を受けてきた。感謝の気持ちと、音楽の持つパワーやメッセージで地元を元気づけたい。」と意気込む。
3800人の集客が目標
当初、三笠公園野外ステージの使用を想定して市に企画提案したところ、解体リニューアル予定の音楽噴水池や壁泉も利用できることが判り、イベント全体をスケールアップすることにした。キッチンカーやアパレルショップ、ブランドポップアップのブースも用意。芝生広場では、流れてくる音楽をバックに飲食などを楽しんでもらう。
初回の参加人数として、「横須賀市の現在の人口である約38万人の1%にあたる3800人の集客が目標。レゲエイベントとして定着化させたい」と窪塚さん。
入場無料
入場無料は〝未来への種まき〝というコンセプトに基づくもの。レゲエミュージックの魅力を気軽に感じる機会を提供するとともに、家族で楽しめる複合型音楽フェスとして展開していく。
現在は賛同者と実行委員会を立ち上げ、開催経費を捻出するためのスポンサー集めに奔走。クラウドファンディング(「CAMPFIRE」のサイト) も活用して支援の輪を広げていく構えだ。