作れるものは何でも手作りで
小田原市根府川で「離れのやど 星ヶ山」を経営する内田昭光さん(81)が8月1日、ホテル敷地内の散策路に流れる白糸川にかかる「せせらぎテラス」を自作した。
「作れるものは何でも手作りで」と、内田さんは2010年には、115年ほど前に静岡県の熱海と小田原を結んだ「豆相人車鉄道」の車両を再現するなど大工仕事を得意としている。
かねてより、「散策路は、アジサイやホタルも観賞できるこだわって作ってきた場所。白糸川のせせらぎをリラックスして聞ける場があれば」と考えていたところ、ふと川床風のテラスを思いついた。
約1カ月かけて作り上げた
今年7月からコツコツ作業を進め、約1カ月かけて作り上げたという。8畳ほどのテラスにはテーブルとパラソル、チェアを用意。チェアを収納するボックスなども手作りした。緑の木陰とせせらぎ効果で、夏の暑さも和らぎ、宿泊客やカフェの利用客からも好評だという。
内田さんは「テラスでのお茶会なども開いていきたいと考えている。根府川の自然を楽しんでもらう場所になれば」と話している。