「地元密着・川崎密着」を掲げて半世紀
創業半世紀あまり。川崎市高津区坂戸にあるかながわサイエンスパーク(KSP)4階に本社を構える建築・不動産企業「ヤオキ商事株式会社」は、1971年に不動産仲介業者として多摩区登戸で産声を上げました。片山義規代表取締役会長が28歳の時に、知人の助言で宅地建物取引主任者の資格を取得したのがきっかけです。
会社を興した当初、片山会長は「業界経験ゼロ」でした。地盤も資金もなく、物件の情報を受けて賃貸仲介から事業を開始したところから、ほどなくして建売事業に参入。以降、土地、店舗併用住宅、新築売アパート、1棟売りやファミリータイプの分譲マンションなど、さまざまな分譲事業を地元で手がけてきました。中でも、一番多かったのは建売で、稲田堤駅周辺だけでも150カ所を販売したそうです。
このように、同社は創業時から社是に「地元密着・川崎密着」を掲げ、その時代その時代の売れ筋を見極めて取り扱う商品の種類を変え、地元での知名度を高めて、実績を積んできました。
事業所も、多摩区菅馬場、多摩区栗谷と拠点を移し、2019年10月、現在のKSP内に移転しました。移転の背景にあったのは、「地元の川崎市に拠点を構えながら、都内を事業の中心にする」という方針。
2010年頃、メイン事業であった小口土地分譲にピークを感じた片山会長は、ミニバブル崩壊で停滞気味だった新築売アパート市場が少しずつ回復していると時流を捉え、本格的に取り組みを開始しました。「都内の駅近物件専門業者」を標榜し、川崎市内に加えて都心部にある交通利便性の高い鉄道駅に近い立地へと商圏を見出したのです。
求む、建築工事全体を管理する「現場監督」
片山会長のねらい通り、近年は、投資や節税などを目的とした、土地所有者によるアパート建築の需要が増えています。同社では、現在、主力事業としている「新築売アパート事業」業務のさらなる拡大としてアパート請負事業を図るため、工事部の人員を増員しています。
そこで、「即戦力」となる現場監督の正社員を募集しています。
「何もないところから建物をつくっていきます。完成してお客様に喜んでいただけた時には、『ああ、頑張って良かったな』と感じます」。工事部で現場監督を務める寺門忍さんは、仕事のやりがいについて、そう話します。
安全の管理はもちろん、スケジュールや職人のマネジメントをはじめ、施工が図面通りに進んでいるか、近隣への騒音の対応などは行き届いているかなど、業務は多岐にわたりますが、「ある程度経験がある方なら、慣れれば難しいことはありません」と寺門さん。「現場で働く職人さんたちと信頼関係を築いていくことが良い仕事につながります」と笑顔で話します。
同社の渡邉克己代表取締役社長は、現在年間30棟を販売している新築売アパート事業について、「年間50棟をめざす」としています。「そのためには施工を管理してくれる現場監督が必要です。ぜひ力を貸していただきたい」と渡邉社長。求める人材の条件としては、「現場や社内でのコミュニケーションはとても大切です」と話します。
アパート建築に協力してくれる事業者も募集中
また、同社では、「新築売アパート事業」の業務拡大にあたり、「大工」「水道設備の宅内工事」「基礎工事」「外構工事」「電気工事」といった、施工に協力してくれる建築関連事業者も探しています。渡邉社長は、「アパートの建築は施主様の満足度が高い仕事です。また、1棟建築すれば施工のコツがつかめます。ぜひ、ご協力いただけたら」と話しています。
- 現場監督の募集要項は下記を参照。また、施工の協力に関心があるという事業者も、まずは一度お気軽に問い合わせを。
【募集要項】
■雇用形態/正社員
■業務内容/現場監督(施工管理士)
■勤務時間/8:30~17:00 (実働7.5時間)
■想定年収/480万円~720万円 ※経験、スキル、年齢を考慮の上、同社規定により優遇
■休日/年間111日 ※ヤオキ商事のカレンダーに基づく
■応募資格/木造建築の施工管理経験者に限る
■待遇/退職金制度(3年以上勤務)ほか※2023年9月8日現在 ※要項が変更する場合あり。詳細はお気軽にお問い合わせください。