町田市は9月16日(土)、下小山田町にある廃棄物処分場の跡地を活用した「忠生スポーツ公園」(池の辺地区)をオープンする。園内にはジョギングコースやコートが整備され、開園を記念したイベントも開催される予定だ。市は、多世代が憩う体力づくりの場としての活用を目指している。
今回、公園として開放されるエリアの敷地面積は3・6ヘクタールに及び、園内には芝生広場や健康遊具、500Mのジョギングコースや3人制のバスケットボールコート、テニスの壁打ち場などが設置される。「開園によって市内でスポーツができる場所が増え、行事もやりやすくなるのでは。地域の交流のために活用してもらいたい」と公園の建設に関わってきた町づくり協議会の会長として15の自治会・町内会をまとめた高橋清人さん。
全面オープンとなる2032年には、今回開園するエリアに隣接した「峠谷地区」が整備される見通しで、ソフトボール場やテニスコートなどの建設が検討されているという。
下小山田町周辺の廃棄物処理場の活用に関しては、14年に市民の間で町づくり協議会が設立され、市と共同で協議が進められてきた。
高橋さんは「マイナスイメージのある焼却場。何とかして元気な地域にしたいと思った」と振り返る。
イベント開催
開園当日の午前10時から午後3時にかけて、オープニングイベントが開催される(雨天時は式典のみ)。無料で気球の搭乗体験やスポーツ体験ができるほか、ダンス・演奏ステージ、キッチンカーの出店なども行われる。
市担当者は「イベントを皮切りに、忠生周辺の皆さんに喜んでもらえるような賑わいある場所にしていきたい」と話している。