海老名市の秋の風物詩「中新田かかしまつり」が中新田地区の水田で開かれている。会場には近隣の住民や企業、団体関係者が工夫をこらして制作した40体のかかしが楽しめる。設置は9月17日正午まで。
会場では、稲穂の頭が垂れ始めた水田を囲むように個性豊かな手づくりのかかしが並んでいる。スポーツ選手やアニメのキャラクターをモチーフとした作品から、顔に「へのへのもへじ」が描かれた昔ながらの牧歌的なかかしもある。海老名総合病院・海老名メディカルプラザの作品は「レベルアップした医療を皆様に」というメッセージを添え、今年5月に完成した新棟のシルエットをかかしに落とし込んだ。
かかしまつりは9月2日に始まり、翌3日には内野優市長や近隣学校関係者など17人の審査員による投票が行われ、最優秀賞に井上肇さんの作品「SAMURAI」が選出された。
優秀賞では、園児の部で社会福祉法人プレマ会勝瀬保育園の「スーパーマリオ」、小学生の部は中新田小学校4年2組2班の「ワンピース海老名 ウタ」、一般の部は神成クラブの「藤井聡太 七(缶)」、JAさがみ海西支店の「あなたによりそう さっちゃんとみっくんwithよりぞう」がそれぞれ選ばれた。
会場からほど近い中新田コミュニティーセンターで9月17日に表彰式が開かれ、午後からかかしの撤去作業が予定されている。