「魅力、発信してきたい」

　旧上瀬谷通信施設（瀬谷区、旭区）で開かれる花や緑の祭典「２０２７年国際園芸博覧会」（ＧＲＥＥＮ×ＥＸＰＯ ２０２７）をＰＲする公式アンバサダーに俳優の芦田愛菜さん（19）が就任した。芦田さんはイベントなどを通じて同博覧会の魅力を発信していく。

　同博覧会は「幸せを創る明日の風景」をメインテーマとして、27年３月から９月にかけて開催。１９９０年の「大阪花の万博」以来、国内では37年ぶりとなる最大規模の国際園芸博覧会で、１都３県では初の「万博」になる。ＩＣＴ（情報通信技術）活用や地域連携などを含めて、半年間で１５００万人の参加が見込まれている。

　子役時代に演技や歌で脚光を浴び、現在も数々の映画やドラマなどで活躍している芦田さん。（公社）２０２７年国際園芸博覧会協会によると、幅広い世代から支持されていることや、常に様々な分野に関心を持っていることなどからイベントをＰＲするアンバサダーに起用したという。

イベントでＰＲ

　就任発表の記者会見は９月19日に東京国際フォーラムで開催。芦田さんは同協会の十倉雅和会長から任命書を、ＧＲＥＥＮ×ＥＸＰＯラボのチェアパーソンを務める涌井史郎さんから花の種がすきこまれた「花咲くカード」をそれぞれ受け取った。

　アンバサダーに就任した芦田さんは、「１都３県で初めてということで、どんな博覧会になるのかワクワクしています」とコメント。また、「皆さんと一緒に楽しみながら学び、一人でも多くの人の心に希望ある未来が描けるよう、グリーンエクスポの魅力を発信していきます」とＰＲに意欲を見せていた。十倉会長は「未来を生きる次世代の代表である芦田さんに、博覧会の理念や魅力を広く伝えて欲しい」と期待を寄せた。

　芦田さんは来年３月に予定されている公式マスコットの発表や愛称募集の記者会見、６月の開催１０００日前イベントなどで活動する予定。