箱根登山鉄道のモハ1形106号が今年の11月中旬に、青色塗装での運行を終了する。
同車両は、箱根湯本―強羅開通100周年を記念して2019年に「復刻塗装」として1949年から57年頃に運行していたときの青色に変更された。4年周期で行われる検査のタイミングで「標準塗装」のオレンジ色に戻る。標準塗装での運行開始は来年1月を予定している。
箱根登山鉄道(株)の担当者によると、標準塗装のオレンジ色は元々小田急ロマンスカーのカラー。都内から強羅まで同じ色で統一しようと、ロマンスカーに寄せて定着していったという。「緑の中でオレンジ色が映え、人気もあるので、標準の色に戻そうとなった」と担当者は話す。問い合わせは同社鉄道部【電話】0465・32・6823。