文化の秋到来!世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロード展へ
八王子の美術館といったらここ!「東京富士美術館」
文化や芸術に触れたくなる秋・・・
9月から大規模な展覧会「世界遺産 大シルクロード展」が行われているという、谷野町の「東京富士美術館」に行ってきました!
大シルクロード展を見に行く前に、まずは東京富士美術館の基本データをチェック!
- 今年40周年を迎えた市内随一の歴史ある美術館
- 創価大学の隣にあり、JR八王子駅からバスで約15分。無料駐車場も完備されています
- 今年7月に改修工事が終了。施設の設備面などが改善され、ますますパワーアップ!
事前情報を頭に入れた上で、さっそく館内に入ります。
2頭のラクダがお出迎え
ラクダの剥製を前に、気持ちは高まるばかり。
悠久の大地「シルクロード」に思いを馳せ、いざ、タイムスリップの旅に向かいましょう。
<今さら聞けない>シルクロードって?
ユーラシア大陸を横断し、東洋と西洋を結ぶ大交易路。多様な民族が興亡した文化融合の地でもあります。2014年にはユネスコの世界遺産に認定(シルクロード:長安–天山回廊の交易路網)。これを契機にさらに学術調査や研究が進められている、注目の歴史的遺産なんです。
なんて美しいのでしょうか・・・思わず息が漏れてしまうほど貴重な歴史的物品の数々。その一部を少しだけご紹介します。
今回の大シルクロード展では、
- シルクロードに関する金銀宝飾品・青銅器・ガラス・陶磁器・壁画・絵画・染織・経典・仏像などが約200点展示
- 中国国内27ヶ所の主要博物館、研究所が協力。シルクロードに関する「ありとあらゆるもの」がいっぺんに見られます!
- 日本でいう「国宝」に当たる「一級文物」が45点も出展されています
約200点のうち、ご紹介したのはたった一部。まだまだ魅力的な品々が目白押しですが、これは写真ではなくぜひ実物を見ていただきたい!
世界遺産をほぼ実寸大で再現!<敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)>
この展覧会は「見る」だけでは終わりません。「よりシルクロードの世界観に浸ってほしい」と東京富士美術館のスタッフさんたちが中心となり再現したのが、この「敦煌の莫高窟 第285窟」。
西魏(535-556年)に制作されたと考えられる岩の洞穴で、実物は洞穴内にさらに穴が掘られ、僧侶が禅を組む用に使われていたとか。こちらも1987年にユネスコの世界遺産に登録されています。
この迫力は、実際に足を運んでみないと感じられません。ぜひこの神秘的な空間を体感してみてください。
この「世界遺産 大シルクロード展」は、12月10日(日)まで開催しています。
歴史好きの方、古代中国文化に興味のある方、美しいものが好きな方・・・八王子・東京富士美術館にお急ぎください!
「世界遺産 大シルクロード展」
会期:2023年9月16日(土)~12月10日(日)
開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了) 休館日:月曜日
入場料金:大人1,500(1,200)円、大高生900(800)円、中小生500(400)円、未就学児無料※新館常設展示室もご覧になれます
※土曜日は中小生無料
※( )内は各種割引料金[20名以上の団体・65歳以上の方・当館公式LINE登録者ほか]
※障がい児者、付添者1名は通常料金の半額[証明書をご提示下さい]