各行事で防災意識
井土ケ谷下町第一町内会(河野正敏会長)は、年間行事で常に「防災」をテーマにしている。
毎年8月に井土ケ谷公園で行う夏祭りでは、焼き鳥、焼きそば、フランクフルトなどが販売されるが、使用する鉄板やガスの準備が手際良く進められていた。河野会長が「災害時の炊き出しの練習だと思っている」というように、単なる夏祭りではないという意識が住民に浸透している。
12月の餅つき大会も同じような意味合いで、住民交流だけにとどまらない行事になっている。
5月の防災訓練は参加者が町内会役員らに固定化されていたことから、子ども会を通して参加を呼び掛け、100人以上が集まるまでになった。
2012年から6年間南消防団長を務め、井土ケ谷地区連合町内会長でもある河野会長は「井土ケ谷は住宅密集地で災害のリスクが高い。地域全体で防災の意識を高めていきたい」と話す。