日本遺産ブランドを活かした新商品の開発を地元事業者で進める伊勢原うまいもの遺産創造委員会(事務局/伊勢原市・柏木貞俊会長)。このほど、大山のふもとで国内産大豆と天然のにがりを使用した大山とうふを製造・販売している「湧水工房」(相原琢也店主・大山438)が吉川醸造の酒粕を使用した「大山とうふ味噌粕漬け」を発売しました。
同店ではもともと定番の豆腐以外にも地場の食材を使用した変わり豆腐などの販売も行ってきました。通常は3日ほどの消費期限の豆腐だが、来店者から「もう少し日持ちのする土産がほしい」との声を受け、酒粕を使用する事で1週間ほど長持ちし、ごはんのおかずや酒のあてにもよいのではと同商品の開発に至りました。
相原さんによると豆腐の味噌漬けは一般的だが、味噌と酒粕を合わせた豆腐は珍しいといいます。「酒粕を入れることで味噌だけでなく、日本酒のようにフルーティで繊細な香りが加わる。季節ごとに味が変わるのも商品として面白いと思った。今後も新たなビジネスモデルを構築していきたい」と相原さん。
11月から先行発売を行ってきた同店スタッフの清水美香さんによると「大山は地酒や地ビールを買われる人が多いので、店頭のポップを見て購入される人もいた」と話します。
価格は一丁1080円(税込)で、販売個数は1日10個程度。「大山土産にぜひ」と同店。営業は午前11時(木曜は午後1時)から午後5時。水曜定休。
問い合わせは湧水工房【携帯電話】090・8037・0362へ。