創建700年以上の古刹
藤沢市高倉にある東勝寺は、南北朝時代（1300年代）に秋雄和尚によって創建された臨済宗の禅寺です。鎌倉幕府第14代執権・北条高時一族が鎌倉の東勝寺で滅びた後、これを悼んで建立されたと伝えられています。本山は北鎌倉の円覚寺。
江戸時代後期の貞享３年（1686年）に造られた山門。山号「点燈山」
東勝寺境内
宗派不問、３種類の永代供養墓
東勝寺では、現代のお墓の悩みやニーズに対応する永代供養付きのお墓を３タイプ設けました。「檀徒に限らず、どなたでもご利用いただけます。宗旨・宗派も問いません」と住職の黒澤宗剛さん。
- 永代にわたり、お寺が正月・春彼岸・お施餓鬼法要・盆・秋彼岸の年５回、手厚く合同供養を行うので、お墓の跡継ぎがいない方や子孫にお墓の負担をかけたくない方などに選ばれているそうです。
【1】のうこつぼ（観音搭）
ロッカー式のお墓で、使用料は下段より１区画15万円・20万円・25万円・30万円。骨壺や骨袋の大きさにより４霊位まで納骨できます。家紋や戒名を入れたプレート代は3.3万円。年５回の合同供養の布施（回向料）を毎年納めます。使用中止の申し出があれば、永代供養搭に移して永代供養されます。永代供養料は不要です。
のうこつぼ（観音搭）
【2】樹木葬
使用料１区画15万円。骨壺での納骨は４霊位まで。骨壺を守る保護器と納骨料2.5万円、石塔への戒名などの刻字4.5万円は別途。年５回の合同供養の布施（回向料）を毎年納めます。使用中止の申し出があれば、永代供養搭へ移して永代供養されます。永代供養料は不要です。
春には桜や芝桜が咲く樹木葬墓地
【3】永代供養搭（仏心塔）
家族や親族ごとにお骨をまとめて納骨する合祀墓です。永代供養料１霊位15万円。合同供養とは別に希望により個別に法要も執り行います。また、戒名がない俗名での一時預かりを受け入れています（１霊位２万円×預かり年数）。
合祀墓の永代供養搭（仏心塔）
※のうこつぼと樹木葬は合同供養の回向料あり。最終的には永代供養搭へ納骨されます（改葬費が必要）。
※永代供養墓はいずれも俗名での納骨はできません（戒名授与供養料20万円～・応相談）
※個別の一般墓地、立体洋型墓地の相談も受け付け
最寄り駅は３路線乗り入れ「湘南台駅」
お墓選びは、お参りのしやすさもポイントです。最寄りの小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーライン「湘南台駅」から徒歩15分。東口からタクシーに乗れば約６分で到着します。駐車場も35台分完備。
お寺・葬祭場などでのご葬儀にも対応
家族だけのお葬式から数百人規模のご葬儀まで執り行います。県内にある葬祭場やホールなどにも出向きます。「普段、お寺とのお付き合いがないという方もご相談ください」とのこと。
各種教室「寺子屋・東勝会」
東勝寺では「心の田を耕し、幸せを実らせましょう」と、さまざまな教室を開いています。いつからでも誰でも気軽に参加できます。
【御詠歌】仏教の教えを和の調べで唱えます。月２～３回 月会費1,000円 法具代が必要
【坐禅】３月～11月／朝６時～７時、12月～２月／朝６時30分～７時30分 会費200円
【写経】第２・４木曜日 午前10時～11時30分 会費200円
【茶道】月３回 午前10時30分～午後４時頃 森田宗絢先生（裏千家） 会費200円 月謝あり
【憩う会】月見会、暑気払い、境内清掃などで集い、共に楽しみます。
【おとなの寺子屋】不定期 住職による仏教よもやま話 会費200円
◎北条高時忌・花祭り・地蔵祭 ４月第１日曜日 午前10時～
坐禅で心を落ち着ける参加者
住職のもう一つの顔。「地球市民友の会」とは？
NPO法人地球市民友の会（通称TERRAとも）は、同じ太陽を浴びる地球市民として相互理解や国際交流を深めようと2010年に設立された団体です。その理事長を務めているのが黒澤住職。
「『衆生無辺請願度』（しゅじょうむへんせいがんど）。誰しもが幸せでありますようにと願い、その願いがかなうように努めるという仏教の基本精神に基づき発足しました」
- これまでに在日外国人のための日本語教室、外国籍の小・中学生への学習支援や母国語としてのスペイン語教室、お寺でのお泊り会、100人以上の国籍の異なる人が集まる年末国際交流会などの活動を行っています。
国内外の音楽家を招いたクラシックコンサート
また、学生団体MOPが毎月主催する子ども食堂・学習支援の会場としてお寺を開放しています。まさに、地域に開かれたお寺、地域の皆さんの拠り所としてのお寺がここにありました。
- 各種行事への参加や子ども食堂への食材支援、お手伝いなどに関心のある方は、東勝寺TEL０４６６・４４・０４５１までお問い合わせを。
七福神参りや散策におすすめ
東勝寺の七福神
子育て地蔵菩薩
