松田町の寄ロウバイ園で1月13日(土)から2月12日(月)まで「第12回寄ロウバイまつり」が開かれる。同園は、1・3万平方メートル以上の敷地に約2万本のロウバイが咲き、その規模は日本最大級。町は期間中、約2万人の来場を見込んでいる。
地元住民が地域おこしのために荒廃農地を整備し、その翌年に地元の中学生が250本の苗を記念植樹したのが寄ロウバイ園の始まり。以来、少しずつ植え足し、現在の規模にまで拡大した。
まつりは2012年からスタート。見事な景観は口コミで広がり、町を代表する観光スポットの一つになっている。
ファン作りも
一方で同地区では、平成の終わりとともに中学校が閉校するなど少子高齢化が顕著。移住・定住者の獲得が課題で、まずは町といろいろな形で関わる関係人口の創出に力を入れている。
そこで、今年は集客力の高いまつりを通して町のファンを増やそうと、昨年暮れに「ロウバイ種子落とし作業」、まつり初日には「ハナモモ植樹会」(参加は締切済)など、体験型企画を用意。いずれも申し込み段階から好評だった。
松田町の米山愛莉さんは「まずはまつりに来ていただきたい。そして松田町や寄地区の魅力に触れてほしい。いずれ、参加者の中からまつり運営に携わってくれる人が出てくれたらうれしい」と期待を込める。
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