武隈部屋への入門は初めて
県立向の岡工業高校(堰)相撲部3年の秋山恋さん(18)が大相撲・武隈部屋への入門を決めた。同部から同部屋への入門は初めて。秋山さんは12月22日、同校を訪れた武隈親方(元大関・豪栄道)へ決意を語った。
秋山恋さん
小学生のときに相撲を始めた秋山さん。身長166cm、体重105kgの体格で、重心の低さを生かした粘り強い相撲が持ち味だ。高校時代は団体戦のメンバーとして関東新人大会で優勝。個人戦でも全国大会への出場を果たしている。秋山さんは、「中学生ぐらいから大相撲の世界に行ってみたいと思っていた。まずは幕内を目指し、体づくりから頑張りたい」と抱負を語る。
現役時代に幕内で587勝をあげ、全勝優勝も果たした武隈親方は「体が柔らかい。そういうところを生かして、1〜2年かけて体づくりをしっかりさせる。そこからが勝負」と秋山さんを評価し、「部屋には同年代が多いのでライバル意識を持って競い合ってもらいたい」と期待を寄せた。
教え子にエール
同部の清田英彦監督は「まじめで人柄が良く、後輩からは慕われ、先輩からは可愛がられる。体をしっかりとつくって、部屋に貢献できるよう頑張ってほしい」と教え子にエールを送った。
秋山さんは入門審査を経て、1月の初場所でデビューする予定。