脱炭素社会の形成などを目的とした横浜市社会実験の一環
横浜市が行うシェアサイクル事業社会実験の一環として、自転車の貸し借りができるシェアサイクルポートが先月13日から、栄区役所正面玄関付近に設置されている。
市の社会実験は脱炭素社会の形成などを目的として行われており、期間は2022年6月から2025年3月まで。栄区や港南区を含む南部区域では市と協働事業者協定を締結しているOpen Street株式会社が事業を実施している。
アプリで予約
利用者はアプリで自転車を予約し、同社が運営する「HELLO CYCLING」のポートから借りることが可能。利用後は同サービスのポートであれば、どこでも返却してもよい(市外のポートでも返却可)。設全て電動アシスト付きの自転車で多少の坂であれば、問題なく登れる性能だ。
設置場所は市が保有する土地や公営駐輪場、民間のスペースなど。区役所に設置されるのは、市内で7区目となった。
実験を主導する道路局交通安全・自転車政策課担当者は「自動車の代替となることで、環境によい影響を与えることを期待する。市内全域での利用状況を調査しながら、結果をまとめていく」と話す。また、栄区役所職員は「設置から約1か月ほどが経ったが、比較的利用されているという印象」と語った。
利用料金は最初30分130円。延長15分100円。上限12時間1800円。