大容量の商品を格安で購入することができる米国発の会員制大型スーパー「コストコ」。同店から仕入れた商品を小分けにして再販売する流通の仕組みが注目を集めている。「コストコ再販店」と呼ばれるもので、YRP野比駅近くのカフェ「RICE―CAFE」は店内の一部を改装して1月16日から扱いを始めた。
コストコに入店するには会員登録が必要となるが、ここでは年会費なしで小分けされた菓子や日用品などを必要な分だけ購入することができる。
オープン初日は開店前から多くの人が行列をなし、入店まで40分を要する時間帯も見られた。定期的にコストコへ通うという男性は「少量ずつ購入できるので重宝したい」と近場での開店を喜び、夫婦で訪れた女性は「会員証なしで買い物ができるので手軽」と魅力を語った。
新たなビジネスモデルとして注目されているこの再販店。本家となるコストコはあくまでも「仕入れ先」であり、価格は販売店が独自に設定している。野比のカフェでは現在人気・定番商品を中心に揃え、今後顧客のニーズを探っていくという。