<川崎市中原区>関東労災病院横「木月トンネル」2024年3月28日に車道の利用開始~歩道は秋ごろ

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<川崎市中原区>関東労災病院横「木月トンネル」2024年3月28日に車道の利用開始~歩道は秋ごろ

苅宿小田中線道路の踏切の立体交差化工事

 関東労災病院横の苅宿小田中線道路で進められている踏切の立体交差化工事が完了間近となり、3月28日(木)に車道の利用が開始される。東急目黒線をアンダーパス化し、くぐる箇所を「木月トンネル」と命名。歩道・自転車の専用道は2024年秋をめどに開通する見通し。

 狭い踏切内を自動車や自転車、歩行者が通行し、その危険性が指摘されていた苅宿小田中線道路の踏切。こうした状況を解消するため、踏切箇所をアンダーパス化し、車道と歩道・自転車道を分離させる工事が2020年6月から進められてきた。

地元4町会の提案で名称「木月トンネル」に

 今回開通するトンネルは地元4町会の提案により「木月トンネル」との名称に決まり、3月28日午後2時から車道の利用が始まる。車道の幅員は従来よりも80cm拡幅し7m、自転車歩行者道は両側3mずつ、線路沿いの道路などをつなぐ側道は同4mずつ整備される計画。トンネル部分には1時間58ミリの雨量に約2時間対応できる176㎥の雨水排水用ポンプ場が整備され、自歩道の壁面には落書き対策のための塗料が施工される。

 市建設緑政局の担当者は「工期が遅れたが、車道の利用開始により安全な通行が確保できる。歩道や側道は、秋ごろの完成をめどに順次開放していきたい」としている。

完了後「2期」検討へ

 都市計画道路の整備事業計画に基づくこの工事は、労災病院前交差点かららいらっく保育園前交差点までの295mを対象とした第3期区間。今後はらいらっく保育園前交差点から法政グラウンド前交差点までの第2期区間の整備も検討されている。市の担当者は「第3期の工事が完了してから検討していくことになる見込み」としている。

住所

神奈川県川崎市中原区木月住吉町、木月伊勢町

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公開日:2024-03-05

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