三浦市が旧南下浦市民センター跡地で整備を進める子育て賃貸住宅を含む複合施設の上棟イベントが2023年12月17日、工事現場で行われた=写真。
イベントでは、来場者に甘酒やおしるこが振る舞われた。市と契約を結び、整備を手掛けるPFI南下浦市民センター(代表企業は合人社計画研究所)の兼田大輔さんは「新たな人の流れやつながりを生み出す三浦の中心的な役割を担う施設。地域の皆さんに喜んでもらえるよう全力で取り組む」とあいさつ。南下浦町区長会の武内千恵子会長は「市内外の人が気軽に交流できる場になれば」と期待を寄せた。
同センターは、1978年に完成。老朽化が進行したため、市は建て替えによる市民サービスの向上を兼ね、移住・定住政策である12歳以下の子どもや妊婦のいる世帯を入居対象とした賃貸住宅整備計画を立ち上げた。民間事業者が施設設計段階から維持管理・運営までを包括的に担う市内初のPFI事業を導入。市民センターや図書館分館なども設ける計画で、2024年6月の供用開始を目指す。入居募集は2024年春予定。