野比海岸公園にピンク色がひと際目を引くアートフォトスポット「#ジハングン ヨコスカ」が誕生した。福岡県の糸島エリアで「#ジハングン」と称した自動販売機を模したオブジェを設置し、5年間で来訪者150万人を記録した㈱ブルースカイと、4月から同公園駐車場の指定管理者となった㈱エンジョイワークスの共同事業によるもので、糸島の事例をもとに若年層の女性をメインターゲットとしている。駐車場の整備費なども含めた総工事費は約6千万円。そのうち2千万円をクラウドファンディングで募り、市内の企業からは35%ほどが出資された。
約6mの大型ブランコや自販機のオブジェ、アルファベットが塗装された階段などが遊歩道約500mに並んでいる。「ヨコスカ」の文字を模った立体造形物の高さは約120㎝。背面に立つと女性が文字の上から顔を出せる高さに調整されているなど、写真を撮りたくなる仕掛けを施した。
通年営業となる併設の2つの駐車場は約60台が収容可能。「停めるだけでなく、目的地となる駐車場にしたい」と㈱ブルースカイの担当者。
今後はアーティストに壁面を塗装してもらう計画や、飲食店などの事業者を呼び込みイベントを開催していく。