京浜急行電鉄㈱(本社・横浜市西区)と不動産会社のヒューリック㈱(同・東京都中央区)が2025年9月の完成を目指す高級温泉旅館「ふふ城ヶ島」(仮称)の建設が、今月着工した。
老朽化やコロナ禍に伴い、2020年5月に営業終了となった旧城ヶ島京急ホテル跡地を活用した事業で、両社は21年5月に開業に向けた基本協定を締結。京急電鉄が所有する敷地に、「ふふ熱海」「ふふ河口湖」といった高級温泉旅館「ふふ」シリーズなどを手掛けるヒューリックが建設・運営するに至った。
約6100㎡の敷地内に、地上4階建て、延べ床面積約5千㎡の建物を整備。1階はロビーやラウンジ、レストラン、2階と3階は江の島方面の海や富士山を一望できる34の客室、4階にはバーやテラスなどを設ける。
また現在、建設地や城ヶ島灯台につながる市道1530号の拡幅工事も併せて行われている。