2022年度から改修工事が進められていた鵠沼海浜公園(鵠沼海岸)が6月1日(土)、リニューアルオープンし、「鵠沼海浜公園 HUG-RIDE PARK(ハグ ライドパーク)」として生まれ変わる。既存施設に加え、スケートボードやBMXの国際大会ができるコースも一新。県内では最大規模のスケートパークとなる。
同園は開園から60年以上が経過。設備の老朽化に伴い、今回の改修では民間資本を活用する「Park-PFI制度」によって、小田急電鉄(株)を代表法人とするグループと市が共同で施設整備を行った。
国際大会ができるレベルの設備に
総面積は1万6千平方メートルで、スケートパークをはじめ店舗、駐車場、広場などを備える。約6700平方メートルあるスケートパーク区画内では、既存のスケートボード専用のコンビプールに加え、中級者向けのミニボウル、サーフスケートゾーンなど新しい設備が追加された。手すりなど障害物を使って競うストリートエリアは国際大会ができるレベルの設備に刷新。ランプエリア、BMXエリアは従来のものよりジャンプ台の台数、高さともに規模が拡大、従来よりも幅広いレベルの利用者が楽しめるようになった。
8月下旬以降にはカフェや物販など開店
園路や芝生広場も新設。8月下旬以降にはカフェや物販などの店舗が開店する。
市の担当者は、「江の島や富士山が一望できる、世界に誇れるロケーション。ここから世界的なライダーが育っていけば」と期待する。
世界に向けた聖地に
スケートボード、BMXフリースタイルともに東京五輪から新種目として採用されており、近年盛り上がりを見せている。前身の施設を拠点に国内トップレベルに成長する選手も輩出されつつあり、BMX選手、溝垣丈司さん(18)もその一人だ。溝垣さんは「新しい環境で乗れることがうれしい。毎日練習してレベルアップしたい」と喜びを語った。
開園は6月1日㈯午後1時から
通常の営業時間は午前10時から午後6時30分。利用料金は高校生以上400円、小中学生100円、未就学児は無料。
開業後の問い合わせはムラサキパーク鵠沼海浜公園店【電話】0466・54・7801。