公益社団法人神奈川県塗装協会小田原支部青年部(五十嵐貴久部長)が12月8日、ボランティアで大雄山最乗寺(南足柄市大雄町)の和合下駄と大下駄を塗り替えた。
同青年部は、塗装協会員の後継者や青年経営者育成の一環で組織された団体。県西地域で活動し、8人が在籍している。「次世代につながる活動」を意識し10年以上にわたり、地域の幼稚園や名所などのボランティア塗装を行っている同青年部。今年度は、南足柄市にある大雄山最乗寺の世界一大きな和合下駄(高さ約2メートル)と、初代大下駄を塗装することになった。
使用した塗料は、南足柄市の中戸川塗料店が無償提供。事前に下見をして作業手順等を確認し、当日を迎えた。五十嵐部長によると、赤色を塗るのは非常に難しく、下地をうまく整えないと、きれいな色にはならないという。
この日は汚れやさびを落とすケレン作業を行ったのち、丁寧に赤色に塗装し、仕上げていった。五十嵐部長は「最乗寺には毎年多くの参拝者が訪れます。気持ち良く新年を迎えて頂ければ」とコメント。最乗寺の橘泰弘副寺は「想像以上に素晴らしい色に仕上がり感謝しています。生まれ変わった最乗寺のシンボルを見に来て下さい」と話した。