港北区新羽町の西方寺(伊藤仁海住職)で、彼岸花が見頃を迎えている。猛暑の影響で例年より開花が遅れたものの、赤、白、黄、そしてピンクと色とりどりの花が咲き誇り、境内は華やかに彩られている。開花期間は1週間程度。
取材日の9月30日は平日ながら、多くの見物客が同寺を訪れていた。都筑区から来た70代の女性は「数日前に来たときはあまり咲いていなくて。今日来てみたらすごくきれいで、いい感じ」と笑顔で話した。また、港南区から訪れた70代の女性も「去年も来たが、今年の方がきれいに感じる」と語った。

毎年多くの人々が鑑賞を楽しむ
一方で、西方寺によると、今年の開花状況は例年と異なる面があるという。伊藤住職は「今回は暑さの関係か、例年と比べると花の量が少ない感じなので、正直”見頃”とは言い切れないかもしれません」とコメント。さらに、「(10月1日の時点では)特に黄色い花がまだ咲ききっていない。時期によって見どころが変わっているのかもしれません」と語った。訪れる際は、日によって見られる花の色や量が変わるかもしれないとして、一期一会の景色を楽しむのが良いだろう。

赤色の彼岸花が最も広い面積を占めている