横浜市戸塚区内で活動する「石刻の会」による結成15周年記念作品展が6月14日(木)から18日(月)まで戸塚区総合庁舎3階、さくらプラザギャラリーA・Bで行われる。午前10時から午後5時(最終日は午後3時)まで。入場無料。
同会は、石に文字や絵を彫って印章を作る「篆刻(てんこく)」に取り組んでいる。戸塚区を拠点に、代表の関進さん、講師の森本敏子さんを中心として2003年から活動。このほど15周年を迎えた。
中国で生まれた伝統的な篆刻は、漢字の書体のひとつである「篆書体」を掘ることからその名がついている。だが同会ではより自由な発想で、身近な出来事などを絵や文章で表現している。「この自由さが長続きの秘訣かな」と関さん。
現在10人ほどのメンバーが活動中。ほとんどが定年退職後にはじめ、平均年齢は70歳以上。硬い石を掘る篆刻は細かい作業も多いが、「会員たちは情熱と根気を持って取り組んできた」という。
当日は戸塚の名所をはじめ、源氏物語をテーマにした作品など、約100点を展示する。関さんは「15年で培ってきた円熟の作品をぜひご覧ください」と呼び掛ける。
問い合わせは、関さん【携帯電話】080・1109・1454。