今年で第8回を迎える「茅ヶ崎映画祭」が6月15日(土)から30日(日)まで、茅ヶ崎市内各地で開催されます。茅ヶ崎映画祭実行委員会主催。ロケ地となった旅館での上映や、街角が映画館に変身します。ライブ演奏や監督自身によるトークショーなどさまざまなイベントが企画されています。
「街と人がつながる、手づくりの映画祭」をコンセプトにイオンシネマ、旅館、カフェ、レストラン、居酒屋など茅ヶ崎市内9カ所で12作品が上映されます。
是枝裕和監督作品『歩いても歩いても』上映後トークショー
昨年の「カンヌ国際映画祭」で最高賞(パルムドール)を獲得した是枝裕和監督の『歩いても歩いても』は29日(土)イオンシネマ茅ヶ崎で上映。俳優の阿部寛さんと女優の樹木希林さんが出演し、温かな家族の絆を描く同作品は、是枝監督が脚本の第一稿を市内の老舗旅館「茅ヶ崎館」で執筆しました。同館の操業120周年を記念して、上映終了後に監督自身のトークショーが開催されます。
ゆかりの作品も多数上映
茅ヶ崎北陵高校出身の三澤拓哉監督作品『3泊4日、5時の鐘』は、上映会場となる茅ヶ崎館をはじめ、オール茅ヶ崎ロケの青春群像劇です。国内外の映画祭に招待された同作は、映画祭のラストを飾る30日(日)に三澤監督をゲストに迎え、英語字幕付きで上映されます。
また、昨年の夏に市内外の小学生たちが西浜海岸などで撮影した『Hungry~見えない恐怖から逃げるゲートとカイジョ、どうなる?~/BATTLE IS IN VAIN』や、市内在住の山本久美子監督が死に向かう実母を撮影した『Diary』など、茅ヶ崎にまつわる作品が多数登場します。
ハスキーズギャラリーで上映される『YUKIGUNI』は、作家・開高健ゆかりのカクテル「雪国」(1杯500円)を味わいながら鑑賞できるほか、『A FILM ABOUT COFFEE』の上映では市内のコーヒー店・FLOWER COFFEEのオーナーによる作品解説や上映後にコーヒーのティスティングも企画されています。
23日(日)には『YUKIGUNI』上映連動企画として劇中で使用されている楽曲を中心に、テナー・サックス奏者・後藤輝夫氏とジャズギタリスト・佐津間純氏によるスペシャルライブが開催されます。
映画とゆかりの深い茅ヶ崎をぜひ体験してください。
上映日と作品・会場
- 6月15日(土)『あつい壁/新・あつい壁』連続上映 茅ヶ崎市コミュニティホール
- 6月16日(日)『ユメのおと/北側もオシャレ!茅ヶ崎/MY☆ROAD MOVIE~チャリンコで自分探しの旅~』BOTCHY BOTCHY(ぼちぼち)
- 6月21日(金)22日(土)『江ノ島シネマ』イオンシネマ茅ヶ崎
- 6月22日(土)『白石鉱次郎176日の航跡 最年少単独無寄港ヨット世界一周』CREATIVE SPACE HAYASHI
- 6月22日(土)『YUKIGUNI』ハスキーズギャラリー
- 6月23日(日)『愛と法』茅ヶ崎市コミュニティホール
- 6月23日(日)『映画 YUKIGUNI 公開記念スペシャルライブ』ハスキーズギャラリー
- 6月23日(日)『Hungry~見えない恐怖から逃げるゲートとカイジョ、どうなる?~/BATTLE IS IN VAIN』Que
- 6月28日(金)『Diary』CAFE POE
- 6月28日(金)『モルゲン、明日』茅ヶ崎市民文化会館小ホール
- 6月29日(土)『歩いても歩いても』イオンシネマ茅ヶ崎
- 6月30日(日)『3泊4日、5時の鐘』茅ヶ崎館(上映&クロージングパーティー)
*上映作品によってはすでにチケットが完売のものもありますので、主催者にお問い合わせください。