大磯町の聖イエス会 国府教会（国府本郷１０８９）で、６月30日（土）と７月１日（日）に「暗やみに光を灯した人 杉原千畝特別展」が開催される。午前10時から午後７時まで。入館無料。
　杉原は第２次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害からリトアニアの日本領事館へ逃れてきたユダヤ人難民のために独断でビザを発給し、約６千人の命を救った外交官。その功績から「日本のシンドラー」と呼ばれている。
　特別展では、広島県福山市にあるホロコースト記念館が収集した杉原に関する資料を展示。生い立ちからビザ発給に至るまで杉原の面影を辿る24枚のパネル展示をはじめ、難民を救った「命のビザ」やリトアニアと本省との交信電報の複写、ホロコーストに関する証言映像、図書などが公開される。同教会の諏訪正仁牧師は「杉原が示した勇気ある行動から人類愛の尊さ、平和と人権の大切さを学んでもらえれば」と話している。問い合わせは同教会【電話】０４６３・７２・０００１へ。