町田市立国際版画美術館で9月2日(日)まで、インプリントまちだ展2018「記憶の繭を紡ぐ」が開催中だ。同展は東京五輪大会にむけて2017年から4年間にわたり開催する展覧会シリーズ。版画を制作の軸とする若手作家を毎年招聘し、町田に取材した新作を発表する。
今年のテーマは「記憶」。版画からインスタレーション(場所や空間全体を作品として体験させる芸術)まで幅広い創作活動をおこなってきたアーティスト・荒木珠奈さん=人物風土記で紹介=が選ばれた。
荒木さんは留学先のメキシコで本格的に銅版画の制作を始め、早くから独自の世界観を持つ作品を発表してきた。今回制作の着想を得たのは、町田でも盛んに行われていた「養蚕」。「新作インスタレーションをぜひご覧ください」と荒木さん。
平日は午前10時から午後5時まで。土・日・祝日は午前10時から午後5時30分まで。観覧料は一般800円(学割あり)。同時開催中の「版画キングダム」も、インプリントまちだ展の観覧料で入場可。(問)町田市イベントダイアル【電話】042・724・5656へ。
レアリア町田ページはこちら