歴史ある旧東海道藤沢宿の建築物と芸術作品を楽しんで―。
「藤沢今昔まちなかアートめぐり2018」が関次商店(本町)、旧稲元屋呉服店(同)、有田家(大鋸)の3会場で行われている。同イベントは2010年から開催され、今年で9回目。市内のほか、海外の作家も作品を展示している。
「プロとして活動し、展覧会への出品した実績を持ち、展示会場となる場所を大切にする」という考えに賛同した作家が参加。会場に足を運び、自分の目で見て、作品を作ることがテーマで、今年は14点が並んでいる。
ラトビアから来日している芸術家のラウラ・フェルデベルガさんは今年で3度目の参加。父親がラトビアの文化を残すため、100年以上前の古民家をリノベーションし、暮らしていたこともあり、同イベントに出品。「ラトビアの古いものを残すように、第2の故郷・藤沢でも伝統的なものを残したい」と作品制作に取り組んだ。ラウラさんは「いつか藤沢がラトビア人と日本人が交流する場になってほしい。自分や作品が2つの国の懸け橋になれたら」と思いを語った。
芸術と歴史知る場に
イベントは2010年当時、市内で作品を発表する場が少なかったことを受け、藤沢今昔まちなかアート実行委員会が企画。同委員会の伊東直昭代表は「芸術、歴史的建物、宿場など多くを学べるので来てほしい」と呼びかけている。開催日は10月毎週土日のみで、午前11時から午後5時。21日(日)にはふじさわ宿交流館でシンポジウムも行われる。
問い合わせは、伊東代表【携帯電話】090・1212・4415へ。