川崎市緑化センターの温室で、ヒスイカズラとバニラがそろってつぼみを膨らませている。バニラは今回が初めての開花。2月には2つの花の競演が楽しめる可能性もあるという。
同センターのヒスイカズラとバニラは、2015年11月に川崎市農業技術支援センター(菅仙谷)から移植されたもの。フィリピン諸島原産で、珍しい青瑠璃色の花をつけるヒスイカズラは、17年6月に初めて開花。今年で3年目の開花を迎える。
昨年、温室展示再整備にあわせて「ランゾーン」の中心に展示されるようになったラン科のバニラは、熱帯地域で大量に栽培されている香料植物。1花ずつ徐々に開花し、黄緑色の花を咲かせるという。
初開花のバニラは予測が難しいというが、ともに2月の開花を見込んでいる。同センターでは「開花の姿だけ見るより、つぼみの段階から成長過程を観察するのも楽しい」と話している。