音楽を通して文化の振興と社会課題の解決に取り組む「海老名芸術プロジェクト」が、4月30日(火)に市文化会館小ホールで「八十路に歌う 平澤共子 独唱会」を開催する。時間は午後1時30分から。入場料は1000円。
この企画は、海老名市合唱連盟の立ち上げや、今回公演する文化会館小ホールの建設に向けて尽力した、平澤さんの功労に敬意を表して実施されるもの。1932年生まれの平澤さんは現在、87歳。力衰えず今も音楽の魅力を伝えている。
今公演では、2度と起こしてはならないという思いを伝えるため平澤さん自身の戦争体験や、聴いている人に伝えたい生きる喜びを作詩し、歌に乗せる。
また、地元小学生が出征した学徒を偲んで詠まれた和歌の語りを披露するほか、市内在住のソプラノ歌手、甘利真美さんが海老名の伝説をモチーフに脚本・作曲した創作オペラ「尼の泣き水」の一幕なども楽しめる。
主催者は「次世代へのメッセージが詰め込まれた公演です。一人でも多くの方に聴いていただければ」と話している。事前申込み・問合せは海老名芸術プロジェクト【電話】046・232・3194へ。