湘南スターモール商店街で、「小さな小さなあじさいだより」が開かれている。ひらつか市民花サポートグループ(森川一江代表)のメンバー6人が育てたアジサイが、買い物客ら通行人の目を楽しませている。
アジサイの植栽は2014年に着手した。買い物客に初夏の訪れを感じてもらおうと、雑草が生い茂るプランターを整備して、河内川の市民グループ関係者から譲ってもらった苗からスタートした。今ではミズヒキソウやナデシコ、キキョウなど植栽の幅を広げて、商店街に四季の彩りを添えている。
青やピンク、紫の可憐な花の開花に合わせて同グループ主催で行っていた「商店街の小さなあじさい祭り」と題した恒例のイベントは、新型コロナウイルスの影響で今年は中止を余儀なくされた。祭りの開催を心待ちにする市民から問い合わせも多かったことから、「せめて花だけでも楽しんでもらおう」と名称を変更し、人気企画の「あじさい和菓子作り体験」は白紙とした。
同グループの田中洋子さんは「アジサイの見ごろは6月末ごろまでで、七夕(7月7日)前後にキキョウが開花します。商店街での買い物ついでに目を向けてもらえたらうれしい」と話していた。