「すべてのいのちに平和な地球を」をテーマにした「第28回多摩市平和展」が7月21日(日)〜28日(日)午前10時〜午後6時、パルテノン多摩で開催される。入場無料。
戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に伝えていこうと、1992年から市民ボランティアによる多摩市平和展市民会議と多摩市の共催で開催されている同展。
市民ギャラリーでも
今年は、期間中、市民ギャラリーで「絵描きたちのメッセージ『戦争なんか大きらい!』〜絵本・マンガでみる戦争」と題して、60人の絵本作家が描いた原画展や、著名漫画家が戦中・戦後を描いた「私の八月十五日」展、漫画『なみだの折り鶴』(花村えい子作)のスライド映写が行われる。初日午後2時からは、原画展にも出展している絵本作家の長谷川知子氏のギャラリートークも予定されている。
映画上映や体験者の話も
期間中、特別展示室では今年作成した多摩火工廠のパンフレットなどを紹介する「多摩火工廠とその後の変遷」や、都立永山高校の生徒が修学旅行で訪れた沖縄での学習を経て書いた作文を展示する「高校生から平和へのメッセージ」、「ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間」のパネル展示も行われる。
また、以下のような講演や映画も予定されている。
- 22日(月)〜25日(木)午後2時〜3時は「若い人たちへの伝言」と題した戦争体験者の話
- 21日・27日(土)午後3時30分〜4時10分は、くにたち原爆・戦争体験伝承者による被爆証言
- 27日午前10時から、大会議室で、明治大学文学部教授の山田朗氏による上映と解説「昭和と戦争語り継ぐ7000日」
- 27日午後2時から映画『知られざるヒロシマの真実と原爆の実態』を上映
- 28日午前10時30分から、小ホールでアニメーション映画『かんからさんしん』
- 28日午後2時からドキュメンタリー映画『沖縄スパイ戦史』の上映が行われ、明治大学講師の伊勢弘志氏によるゲストスピーチもあり。