サッカーJ1・川崎フロンターレはJR川崎駅北口自由通路に掲出するパネル広告のデザインをこのほど、一新した。
フロンターレの活動・歴史
北改札前は「スポーツの力で、人を、この街を、もっと笑顔に」「川崎フロンターレは全力のプレーと地域活動を通じ、川崎を笑顔あふれる元気な街に盛り上げます。」とのメッセージとともに、小学生向けに制作した算数ドリルや東日本大震災の被災地である陸前高田市への復興支援活動などを紹介する。
北口東方面の自由通路の壁面には、クラブが創設した1997年から現在に至るまでの歴史を振り返ることができる。1997年のクラブ創設、98年の博多の森の悲劇、J1初昇格と再降格、市民クラブとして再出発、2003年に勝ち点1差でJ1昇格を逃した光景などを写真で振り返ることができる。
川崎市民とともに
同クラブサッカー事業部事業推進部デジタルマーケティンググループの金城雄貴さんによると「フロンターレはこの3年でビッグタイトルを獲得し、等々力陸上競技場での入場者数も2万3千人を超えるようになった。強くて人気のあるフロンターレが当たり前のようにみえるが、ここに至るまで決して順風ではなかった。そして川崎市民とともに歩んできた歴史もあり、こうしたことに目を向けていただける機会にしてもらいたい」と話す。
同クラブは、川崎駅北口が完成した2018年から川崎市と契約し、北改札前6面と北口東方面の自由通路17面を使用して、クラブのPRを行っている。これまではリーグ初優勝や2連覇を果たした象徴的なシーンや所属する選手の写真を掲出し、通勤客や買い物客に親しまれていた。