コロナ禍を受け、「持ち帰り」サービスを始める飲食店を支援しようと各地で開設された「テイクアウト情報まとめサイト」。川崎市高津区内でも4月に開設された「♯溝の口テイクアウト」の登録情報が6月1日に一旦リセットされた。緊急事態宣言の解除を受け、通常営業に戻る飲食店が多いことからだ。
当初の予定通り一旦リセット 新登録OK
同サイトは、地元有志たちが飲食店の応援を目的に4月20日に開設したもの。テイクアウトに対応する区内飲食店がメニューや営業情報、場所など無料で登録。開設1カ月半で60店舗以上、アクセス数40,000越えの反響があった。開設者の松田志暢さんは「通常営業に戻る店が増えてきたので当初の予定通り、一旦リセットに。必要なお店は、新たに登録してもらえれば」と話す。
サイトは引き続き継続。テイクアウトを実施する区内14店舗の情報が登録されている。
以下は4月24日の記事です
新型コロナウイルス感染拡大による外食の自粛が広がり、飲食店経営が厳しさを増す中、弁当などの「持ち帰り」や配達に力を入れる飲食店が増えている。こうした飲食店を応援しようと、地元有志たちがテイクアウトに対応する区内店舗情報をまとめたWebサイトを4月20日に開設した。
「ふらっと溝の口」から発信
開設したのは、溝口駅周辺の情報交換を行うフェイスブックグループ「ふらっと溝の口」の管理者の松田志暢さん、稲木一幸さん、越水隆裕さん。今月20日、Webサイト「#溝の口テイクアウト」を開設し、区内飲食18店舗のテイクアウト情報を掲載する(21日時点)。テイクアウトに対応する区内店舗であれば、店主らが直接情報を登録することができる。
サイトを制作した松田さんは「この状況で何か応援できることはないかと思った。区内飲食店さんに活用してもらい、この局面を一緒に乗り越えられたら」と話す。
溝口の飲食を応援しよう
「ふらっと溝の口」には、溝口在住、在勤者ら6千人以上が参加。溝口地域情報の投稿や閲覧ができる。先月末から飲食店から営業時間の変更やテイクアウトを始めた情報が増え、4月7日に出された緊急事態宣言以降は、そうした飲食店を応援しようとするテイクアウト利用者の投稿が急増している。管理者である稲木さんもその一人。稲木さんは飲食店の状況について「飲食店さんから悲鳴に近い声が聞かれる。厳しい状況だけど、最大限予防しながら少しでも前向きに、『がんばろう溝の口』という気持ちになれば」と語った。