新型コロナウイルスの終息を願い2020年5月17日、平塚八幡宮(宅野順彦宮司)の境内に直径3・3mの茅の輪が設置された。
茅の輪を八の字に通過する「茅の輪くぐり」は知らず知らずのうちに犯した罪やけがれを払いよけるための神事で、元来、疫病退散の意味も持つとされている。
茅の輪は毎年6月25日に執り行われる「夏越の大祓神事」の直前に設置されるが、今年は新型コロナウイルスという疫病の終息を願い、およそ1カ月早くお目見えした。
8月6日まで境内設置
神社総代と世話人18人は同日、朝7時から馬入の河川敷で茅の輪に使う茅を軽トラック2台分刈り、およそ3時間かけて茅の輪を完成させた。総代の曽根田昇一郎さん(79)は「多くの方にくぐっていただき、早くコロナ終息の日が訪れてほしい」と話していた。
茅の輪は、立秋の前日にあたる8月6日まで境内にあり、誰でもくぐることができる。