新型コロナウイルスにより先行きが見通せない中、自然菜園あかね空(横浜市保土ヶ谷区峰沢町241)の矢野輝さんが、車に乗ったままでも収穫したての新鮮な野菜を購入できる「ドライブスルー」形式での販売を始めた。
「ドライブスルー」は、買い物中の「密」状態を避けることができるため、新型コロナウイルスへの対策のひとつとして各地で広まっている。
同園で収穫した野菜はこれまで、個人販売のほかマルシェへの出店や小学校給食用に卸していたが、コロナ禍で多くがストップに。売れ残り対策をしながら消費者にも安心して買い物をしてもらう方法として、5月中旬からドライブスルーを開始した。春キャベツや新玉ねぎ、スナップエンドウなどその日に収穫した5〜6種類の野菜の詰め合わせを1500円で販売している。
少人数制で対策
「遊んで学べる畑をつくりたい」と2年前に就農した矢野さん。今年から力を入れる予定だった収穫体験などのイベントは、世帯ごとの少人数制で実施している。「買い物に困っている人や自粛でストレスが溜まっている人などが喜んでくれると嬉しい。こんな状況だが、様々なアイデアで対策をしていきたい」と話した。
野菜の購入予約、イベントの詳細など問い合わせは矢野さん【携帯電話】080・2062・8755へ。