「横須賀市の花」として親しまれ、毎年7月頃から開花を始めるハマユウ。名所として知られる佐島の天神島臨海自然教育園で今年も見ごろを迎えている。
ハマユウは太い茎の上に華やかな香りを放つ大きな白い花を咲かせるのが特徴。海岸の砂地を生育地とし、三浦半島内では天神島が唯一の自生地。1953年からは神奈川県の天然記念物として保護されている。
園内でも日当たりの良い北口から続く歩道沿いを中心に100株以上が自生。青々とした肉厚の葉や白い花と海とのコントラストを楽しめる。
園内を管理する天神島ビジターセンターによると、今年は例年よりも早めの開花。7月末ごろまでが見ごろの予想。また、園内ではオレンジ色のユリ科植物・スカシユリも先月下旬から咲き始め、7月中旬まで楽しめる。
午前9時から午後5時(9月まで)、月曜(祝日の場合は翌火曜)休園。隣接のビジターセンターに駐車場あり。