生田の五反田神社は9月19日、20日に開催する予定だった秋恒例の例大祭を、今年は中止すると決定。「3密」回避のため、神輿の渡御(とぎょ)、催しや余興は全て行わないという。神事のみ20日に、神社関係の役員らが執り行う予定だ。
五反田神社奉賛会の磯野清会長は「年に一度の行事だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためやむを得ない」と説明。「神輿をはじめ演芸、和太鼓演奏などを心待ちにしていた地域の皆さん、ウルトラマンに会える企画を楽しみにしていた子どもたちも多く、大変心苦しい。来年また開催できるよう地域で心を一つにしたいと考えているので、どうかご理解をお願いしたい」と胸中を打ち明ける。
同神社は関係者向けのお知らせを、8月に送付する予定としている
例大祭では例年、神社の神輿を守護する扇睦会(渡辺文寛会長)が渡御を行う。同神社は鎌倉時代の創始と伝えられており、奉賛会が代々守り続けている。