伊勢原市は2021年3月1日に市制施行50周年を迎えることを記念し、市民参加型事業として市民からインターネットで写真を公募し「モザイクアート」を制作する。現在、1人3点まで写真を募集している。
モザイクアートは、たくさんの写真を組み合わせて1枚の絵を作り出す芸術作品。市制施行50周年記念事業の市主体事業で、市民参加型事業の第1弾として企画された。
モザイクアートの題材にするのは、「大山詣(まい)り」がテーマの歌舞伎で、納め太刀の前に大山の滝で身を清めるシーンが描かれている浮世絵『大當大願成就有(おおあたりたいがんじょうじゅあり)が瀧壷(たきつぼ)』。江戸時代の浮世絵師、歌川豊国が1863(文久3)年に制作した作品。市教育委員会が所蔵し、日本遺産の構成文化財のひとつにもなっている。今回原画の一部と、50周年記念ロゴマークを組み合わせた絵を再現する。
1人3点まで投稿可能
募集するのは、市制50周年キャッチフレーズの「つながる つなげる 伊勢原のひとコマ」に「あなたが未来につなげたい、残したいと願う写真」。家族や友人と一緒に映った写真や、市内の風景や特産物などの写真など。
募集期間は11月13日(金)までで、投稿は1人3点まで。市公式ホームページ「市制施行50周年記念サイト」内にある応募フォームから投稿する。スマートフォンなどからも簡単に応募できる。また、任意で40文字以内のメッセージやエピソードなどを残すことが可能で、完成後に公開される。「応募フォーム」はこちら。
市では最大5000点の写真を集めて、モザイクアートに仕上げる。完成した作品はB0サイズ(縦103cm×横146cm)のパネルにして、記念式典などで披露するほか、市公式ホームページで公開する予定。
事業を担当する市経営企画課の成田勝也課長は、「多くの人に参加して頂き、50周年を盛り上げて頂けたら」と話す。
モザイクアートに関する詳細の問合せは、同課【電話】0463・94・4845へ。