2021年の開催中止が決定
宿河原堤桜保存会(関山泰司会長)は、一大イベント「桜まつり」の2021年の開催中止を決定。2月15日付で関係者に通知した。新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、中止は2年連続。
毎年4月の第1日曜日に開催される宿河原の桜まつりは、例年パレードやよさこいなどが催され、二ヶ領用水沿いの桜を楽しむ人でにぎわう。2020年は「第46回」、2021年は4月4日に「第47回」が行われる予定だった。
密をさけるため提灯の飾り付けも取り止め
主催する同保存会では2月上旬、国の緊急事態宣言の延長を受けて実施可否を検討し、中止を決定。2020年同様、夜間に花見客が集まることを避けるため、提灯の飾り付けも取り止める。関山会長は「ポスター等を作る前に、なるべく早く中止を決めようと。2022年こそは桜まつりが盛大に実施できることを願う」と話す。
保存会の高齢化も課題
コロナ下においても、苗木植栽や枯枝の撤去、新芽切りなど、桜並木の景観保持を続ける保存会。平均年齢は80歳ほどで、高齢化も課題だ。関山会長は「若い人がいないと提灯設置などもできなくなってしまう」と、現状を語っている。