バレエプロジェクト「Cueb(キューブ)」
洗足学園音楽大学バレエコースの卒業生らが中心となり2021年8月に発足した、バレエプロジェクト「Cueb(キューブ)」。第一弾企画としてバレエ版「えんとつ町のプペル」のプロモーションビデオを、公式インスタグラムとユーチューブで10月8日(金)午後7時から公開する。
同団体はバレエをより広く馴染み深いものにするため、バレエを知るきっかけを作りたいと20代前半の若手現役ダンサーを中心に6人で発足。団体名Cuebは「cue」(きっかけ)と「b」(ballet)を掛け合わせた。代表の高山まりさんは今春同大を卒業し、現在アメリカでバレエダンサーとして活動している。
現役学生も出演
今回題材に選ばれた「えんとつ町のプペル」はお笑い芸人の西野亮廣さんが制作した絵本で、映画やミュージカルなどでも展開されている。10月末にハロウィン限定復活上映される映画を応援する意味も込めて、上映2週間前に動画を公開するという。
制作したバレエ版はオリジナルで、同大卒業生が振付を担当。国内外の若手プロダンサーをはじめ同大の現役学生らも出演する。総勢18人のダンサーがソロと群舞で物語へ引き込んでいく。映画版の主題歌を編曲したもので、ストーリーを追うような構成になっており、放映時間は約8分。撮影は渋谷のスタジオで9月5日に行われ、5時間に及んだという。
団体メンバーらは運営スタッフとして一から企画を練り上げた。高山代表は「作品の世界観をどのようにしたらバレエで表現できるかを考えるのが難しかった。通常の公演とは違う大変さがあったが、今回の経験を今後につなげたい」と振り返った。また、今後は「音楽のまち・かわさき」を進める川崎市のイベントへの参加も目指したいとしている。
動画は10月8日以降も視聴可能。「若い世代で集まったパワーを受け取ってもらえるような作品。バレエを見たことがある人、ない人にも楽しんでもらえる動画なのでぜひ見てもらいたい」と高山代表は呼び掛ける。
同団体に関する詳細はホームページ(https://cueb-ballet.studio.site/)へ。