藤沢市で粗大ごみを土日祝日でも持ち込める場所があるのをしっていますか?
藤沢市で粗大ごみを捨てる場合、例えばタンスやソファーなどの家具、電子レンジや掃除機といった電化製品は、予約制の戸別収集(有料)が基本です。処分したい場合は、まず収集事業者に予約の連絡を入れ、コンビニなどで納付券(シール)を購入し、指定日に指定場所に出すことになっています。
遠藤にある「湘南ecoベース」は、土日祝日でも平日でも気軽に粗大ごみを持ち込める施設です。
2021年8月にオープンした施設は、廃棄物の収集運搬、処理、リサイクル事業を手掛けている(株)服部商店(本店・藤沢市立石)が立ち上げました。事業所名の「湘南ecoベース」は、市内では土日に粗大ごみを受け入れる施設は初めてとなるので、地域の拠点となるように名付けたそうです。
- 所長を務めている西川健太郎さんは「市民の方がより便利に感じてもらえるよう努力しながら、環境にやさしい事業所にしたい」と意気込んでいます。
民間事業者では初の取り組み
「湘南ecoベース」は大型ごみ、不燃ごみ、家電類などを受け入れています。
土日にごみを受け入れるには、行政から積み替え保管許可を受ける必要がありますが、同社は藤沢市から安全性などの審査を受け、民間事業者として初めてその認可を受けることができました。公共のサービスでは、日にちや曜日などの指定があり、都合が合わない場合もあります。
そんな時に、認可を受けた正規の事業所として気軽にごみを持ち込める「湘南ecoベース」の利用価値はこれから高まりそうです。
持ち込みは料金を払うだけ
アクセス
県道43号線から西へ少し入った倉庫や工場が立ち並ぶ地域に「湘南ecoベース」(藤沢市遠藤2020-1)はあります。目印になるのは、施設の入り口に掲げられた「HATTORI」の黄色いロゴマーク。施設の前に目立っている黄色い自動販売機もあります。
持ち込みから支払い
ごみを車で持ち込む場合は、施設の入り口に駐車スペースがあるので、まずそこに止めて、事務所にいるスタッフに声をかけると車を誘導してくれます。ごみの種類や点数などを確認して、料金などを確認。書類に署名をして、料金を払えば完了です。
身分証明書を忘れずにもっていきましょう。スタッフの接客も丁寧で手続きも時間がかからず簡単なので安心です。
- 「ごみの回収施設っていうと暗いイメージですが、気軽に来てもらえるように明るい雰囲気にしています」と西川所長。観葉植物が多かったり、おしゃれな看板が立っていたりと親しみやすい雰囲気なので、女性1人でも気にすることなく入れます。
持ち込めるものは?金額は?
持ち込めるのは、
- 藤沢市が規定している長さ50㎝以上2m未満の大型ごみ、
- タンスやソファーなど14品目が決められている特別大型ごみ、
- 小型家電やぬいぐるみなどの不燃
ごみです。料金は2人掛けソファーは1,500円、ゴルフバッグは800円、ふとん3枚まで800円、ぬいぐるみやおもちゃなどは45ℓの袋に入れて1袋で500円といった具合です。
「これは捨てられるかな」と迷ったら、まず電話などで問い合わせをするとスタッフが丁寧に答えてくれます。また、持ち込みが難しい場合は、自宅まで回収に行くサービスも行っています(有料)。
将来はリユース事業も
環境への関心が高まる中、同事業所ではごみの受け入れだけでなく、リユース(再利用)や不用品を新しい製品に加工するアップサイクルなどの事業も考えているそうです。
「普段仕事をしていると、まだ使えると思うものがいっぱいある。そうしたものを修理して安価で販売することをやっていきたい」と西川さん。
将来は、施設内にショールームも併設する予定。整備品や修理品を並べるショールームも併設する予定です。営業時間は午前9時から午後3時。