厚木市の名所や歴史、特長を紹介する読み札と絵札を揃えた「厚木かるた」が完成した。「当たり前のように厚木を知って欲しい」と、あつぎものしり委員会の山口まさみ会長が小学校等に寄贈するとして自主製作した。12月10日から一般販売も開始される。
厚木かるたは、2020年10月に厚木市民になった山口会長が厚木市生活1年目の中で感じた「厚木は相当おもしろい」を形にしたもの。
「自分の街を一番に思える人を増やしたい」と思い、群馬県の「上毛かるた」のように遊びの中で郷土に目を向けるききっかけになればと、小学校等への寄贈を前提に自主製作するとして、同委員会を立ち上げた。
「1日5句」を目標に読み句に着手すると、わずか1時間で44札すべてが完成したという。七沢や飯山など、コロナ禍がきっけで足を運んだ地元の観光スポットの魅力や厚木市の面積や歴史など、「知っていて欲しい」と思う内容を五十音に当てはめた。
製作は趣旨に賛同した(株)日本デジタルワークスが協力。同社の若松由好史さんがパッケージのデザインを手がけ、和田有里絵さんがレトロ感たっぷりで色鮮やかな絵札を仕上げた。初版は1000セット製作し、このうち400セットを市内小学校1〜3年全クラスや学童保育、幼稚園などへ寄贈するとして準備を進めている。
ものしりの輪市内に広がれ
厚木かるたは定価1650円(税込)。大勢の子どもに遊んでもらおうと、売上経費の超過分はすべて小学校等への寄贈に充てるとし、購入者が増えるほど寄贈対象が広がる仕組みとした。
販売協力店は、厚木時間販売ウェブサイトまたは、同委員会ホームページ(https://www.atsugi.fun/)で確認できる。問合せは【電話】046・259・8879へ。