横浜市青葉区のコメダ珈琲店横浜江田店2階で毎週木曜日の午後5時から7時まで、子どもたちが自学自習をする場「寺子屋こめだ」が開設されている=写真。
運営者は大学生が中心となって子どもたちの学びを支援しているNPO法人「Cafe de 寺子屋」。現在、東京大学大学院で学ぶ大石紗矢香さんが2020年に立ち上げ、地域のカフェを会場として小学生から高校生まで無料で勉強できる場を全国各地で展開している。塾ではないので、運営側の学生スタッフは、対話をしながら勉強を見守るのが基本姿勢だ。大石さんによると、学生スタッフと子どもがコミュニケーションをとりながら互いに学び合うような雰囲気を大切にしており、「地域でいちばん心地よく、自学自習ができる場所」がコンセプトだという。
神奈川県内で初の開設となった同所だが、元々は学生たちの活動をニュースで知ったコメダ珈琲店側が、地域をつなぐ活動として賛同し、協力を申し出たことで実現に至ったものだという。開設初日となった3月31日には2人の子どもが参加。学生スタッフと話しながら、学習を進めた。
課題解決力を教育で
元々食糧問題に関心のあった大石さん。現在大学院で技術的分野を学ぶ一方で「教育」も課題解決には重要と考えるようになったという。「自ら問題を解決していける力がつくような学びの支援をしたい」と今後も寺子屋を広げていく考えだ。
寺子屋申込はHPから。【URL】https://www.cafe-de-terakoya.or.jp/