NHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」にちなみ、沖縄食材を使った「やんばるナポリタン」を市内飲食店で提供する企画が8月1日から12月末まで行われる。青葉区内では「ジョルニカフェ 玄(げん)」(しらとり台2の73)が参加。同店を含む市内8店舗が趣向を凝らしたナポリタンを提供する。
「やんばるナポリタン」は「ちむどんどん」でヒロインが沖縄そばを使って創作した料理。今回の企画は、ナポリタン発祥の地とされる横浜で「やんばるナポリタン」を提供したいと(公財)横浜観光コンベンション・ビューローが主催。ナポリタンを通して地域活性化を図る横浜の市民団体「日本ナポリタン学会」も協力。「ちむどんどん」の舞台の一つである鶴見区などの8店舗で提供する。
食材にこだわり試行錯誤
「ジョルニカフェ 玄」では、店主の中井浩司さんの地元、淡路島の手延べ麺「淡路島ぬーどる」を使い、通常メニューとして「ナポリタンぬーどる」と辛さの効いた「玄ナポ」の2種類のナポリタンを提供している。今回の「やんばるナポリタン」でも麺に沖縄そばか、淡路島ぬーどるを使う予定だ。具材はスパムやゴーヤのほか、歯ごたえが特徴的な青パパイヤを使って個性を出す。「へちまやシークワーサーを使ってみたりとレシピはぎりぎりまで試行錯誤している」と中井さん。価格は900円(税込)を予定している。
その他の参加店舗は以下の通り。▽喫茶タンゴ(鶴見区)▽珈琲専門店山百合(同)▽レストランヤンキィース(中区)▽レストランシャルドネ(同)▽立寄処道中(同)▽デリ&バル横浜ブギ(同)▽ぱぁらー泉南太田本店(南区)
キャンペーン期間中は各店舗に募金箱が設置され、首里城の復旧・復興や、やんばるの環境保全活動に寄付される。
普及の機会に
地域に根差し、「美味しい味を提供する」店舗へ認定のお墨付きを与えている日本ナポリタン学会。同店は区内初の認定店でもある。中井さんは「キャンペーンをきっかけに、横浜がナポリタン発祥の地であることをもっと知ってもらえたら」と話している。