大和市と大和市平和都市推進事業実行委員会は、市役所とシリウスで、戦争の悲惨さや平和の尊さを広く訴える「平和を見つめるパネル展」を開催する。
市役所1階ロビーでは8月5日(金)から16日(火)までの期間、午前8時30分から午後5時まで開催する。(7日(日)・14日(日)は午後0時30分まで、16日(火)は3時まで)。日本原水爆被害者団体協議会が企画・編集し、当時の広島・長崎の写真などをまとめた「原爆と人間」のパネル10点を展示する。
シリウス1階ギャラリーでは8月10日(水)から15日(月)までの期間、午前9時30分から午後6時まで開催する。(10日(水)は午後3時から、15日(月)は3時まで)。被爆後の広島を訪れ、夫婦で被爆地の絵を描いたことで知られる丸木位里・俊夫妻が建てた施設「原爆の図丸木美術館」(埼玉県東松山市)からレンタルした複製絵画のパネル全11作品を展示する。特に、丸木夫妻の代表的な連作、原爆の図シリーズの第1部「幽霊」を原寸大サイズ(縦180cm×横720cm)は目玉となる。
そのほか、広島の原爆の熱で変質した被爆瓦(広島平和記念資料館所蔵)や、戦時中に使用された落下傘用ベルト、陸軍の飛行帽、日の丸の寄せ書きなどが並ぶ予定になっている。
市は「展示を通して戦争の悲惨さを知り、改めて平和について考える機会としていただきたい」と話す。入場無料。
問い合わせは、国際・男女共同参画課【電話】046・260・5164。