認知症について理解を深めてもらおう、という「湘南オレンジカフェ」が毎月第3水曜日、ブランチ茅ヶ崎2サンノイチで行われている。
これは茅ヶ崎市内の介護事業者や医療従事者らが、5年ほど前から行っているもの。9月21日は「音楽レクリエーションパフォーマー」の樋口智子さんらを招いたイベントが行われた。
樋口さんは『ちいさい秋みつけた』など童謡や唱歌を参加者と歌いながら「曲名分かりますか」と尋ねたり、『案山子』を歌った際には「歌詞に『か』が登場したら足を前に出し、『の』の時は手を上げましょう」と参加者とコミュニケーションを取りながら進行した。参加した女性(77)は「頭と身体を使いながら歌えたので楽しかった」と話していた。
主催者の1人で南湖でデイサービス施設を運営する藤本郁世さんは「認知症について多くの人に知ってもらい、また本人や家族同士がつながる場にするため、オープンなイベントにしています。相談にも対応するので、気軽に足を運んでもらえたら」と話した。次回は10月19日(水)に開催予定。時間は午前11時から午後1時。