幸ケ谷小5年1組 区の魅力、パンで発信 西神奈川の専門学校が協力

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幸ケ谷小5年1組 区の魅力、パンで発信 西神奈川の専門学校が協力

 幸ケ谷小学校5年1組(30人/宗像北斗教諭)がこのほど、学校法人三幸学園の横浜スイーツ&カフェ専門学校の協力のもと、神奈川区の魅力を発信する亀とチューリップを模したパンを開発。同専門学校のカフェで販売も行った。

かめ太郎、区の花

 幸ケ谷小学校の5年1組のアイデアにより生まれたパンは、亀を模した「〜神奈川区の魅力てんんこ盛り〜幸せの亀太郎パン」とチューリップを模した「〜みんなの幸せ、花開く〜神奈川区の花『チューリップ』の栗ーム(クリーム)パン」の2つ。同小の児童がアイデアを考え、横浜スイーツ&カフェ専門学校で開発された。

 この取り組みは、同小5年1組の総合的な学習の時間で「まちのためにできること」を考えており、「まちの魅力がもっと伝わったり、広がったりする取り組み」を学ぶことに。その授業の一環で、まち歩きを行った際に西神奈川にある同専門学校を発見。宗像教諭によると、カフェでパンを販売し、立ち寄った人々を笑顔にしている姿に子どもたちが感動していたという。

 その後、授業で「まちの魅力が伝わり、食べる人が幸せになるような食べ物を開発したい」と意見がまとまり、同専門学校に手紙を書くなどコラボしたい思いを伝えたところ、同専門学校からオリジナルパンのアイデアを作成してほしいと依頼された。

食材にもこだわり

 神奈川区のマスコットキャラクターであるかめ太郎や区の花チューリップのほか、たまてばこ、いかり、海…などに模し、食材はのりやキャベツなど神奈川区で手に入れられるものを10案以上考え、同専門学校に提出。現実的に作ることが可能なものや販売を想定しながら2つのアイデアに絞られ、調理パンと菓子パンの作成が実現された。パンの名前も児童が考えている。

 11月8日に「幸せの亀太郎パン」が販売され5年1組は同日、同専門学校を訪問。実際にパンを調理しているところやカフェを見学した。「チューリップの栗ームパン」の販売は11月14日に実現し、販売している様子を児童らが見守った。児童の一人は「私たちのアイデアからおいしそうなパンができあがった」と喜び「たくさんの人に食べてもらい、神奈川区の魅力が伝えられれば」と話した。

児童が調理場を見学

神奈川区「支え愛プラン」のページへ

住所

神奈川県横浜市神奈川区

公開日:2022-11-17

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