神奈川区松見町「みんなの実家」が「ヨコハマ市民まち普請事業」の助成を受け改修へ

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神奈川区松見町「みんなの実家」が「ヨコハマ市民まち普請事業」の助成を受け改修へ
助成対象に選ばれたてんこもりのわのメンバー

 松見町築50年の戸建てを拠点に高齢者や子育て世帯の居場所支援、多世代交流の場を創出する「てんこもりのわ」(加山勢津子代表)が1月29日、「ヨコハマ市民まち普請事業」の整備助成対象に選ばれた。今後は500万円の助成金を活用し、更なる事業の拡大のため、拠点の改修を進めていく。

 まち普請事業は、地域の課題解決や魅力の向上のための施設整備に関する提案に対して支援・助成を行う横浜市独自の事業。2回のコンテストを経て助成対象が決まり、整備助成金最大500万円が交付される。

 「てんこもりのわ」は、1次コンテストで10団体が出場するなか通過した6団体に入り、30万円の活動助成金やまちづくりコーディネーターのアドバイスをもとに提案内容を具体化し、二次コンテストに臨んだ。

 当日は、手作りしたプレゼンテーション用のパネルや模型を用いて発表。加山代表によると、それらの資料づくりは、運営メンバーだけでなく、拠点を使用する子どもたちも参加。キッチンやストーブ、机などを手作りして模型の中に配置するなど、より整備後の様子がイメージしやすいように工夫した。

 コンテストの結果、同団体を含む3つの団体が助成対象に決まった。同団体は「今までの活動を実直に続けようとし、その誠実さやエネルギーから今後の活動の発展に期待が持てる」と評価を受けた。加山代表は「6団体とも多世代交流をテーマとしていたので、最後までどこの団体が選ばれるのかわからなかったが、みんなで準備をしてきたので、助成対象に選ばれて嬉しかったです」と感想を話す。

キッチンを整備し新たな事業も

 助成対象になったことを受け、整備助成金500万円を活用して拠点の改修を行う。同拠点は「地域の居場所」として開業し、「実家のように気軽にくつろげる場所」として6年以上運営してきた。その雰囲気を残していきたいと築50年の戸建ての建替えではなく、改修を選び、「みんなの実家」をコンセプトに、助成対象には入らない耐震工事も実施しながら整備を進める。

 具体的には、キッチンの改修を行い、食事の提供を想定しているほか、玄関のバリアフリー化を進め、入りやすい環境整備を行う。整備後は、週2回の活動日を増やし、カフェや、市介護予防・生活支援サービス補助事業など幅広い事業の展開を予定している。

 改修工事の開始は今年9月を予定しており、来年1月のオープンを目指す。加山代表は「大規模な事業になりますので、地域の皆様に寄付や整備のお手伝いなどをいただけると嬉しいです」と話す。問い合わせは、てんこもりのわの加山代表【携帯電話】090・8030・5297へ。

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住所

神奈川県横浜市神奈川区松見町

問い合わせ

てんこもりのわの加山代表

電話

090-8030-5297

090-8030-5297

公開日:2023-02-09

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